巻き込むなよまったく。あれ俺じゃないしな。勘違いして勝手に殴りかかってくんな。まったく。
「物語のパターンは出尽くした」とまでは思ってないけど、それに近いことは思っている。「新しい物語のパターン」はあるのだろうけど、個人的には別に求めていない。求めなくてもいい。
「使い古された」とか「新しさを感じない」とかは、見方を変えればほとんどの創作に対して当て嵌められる曖昧な批評で、それはただ批評家や批評家に近い人が、「自分の好みでないもの」を弾くために、あるいは「好みのもの」を持ち上げるために使う言葉だと思っている。「才能がどう」というのもわりと同じ。
自己主張のために読んだ物語を歪めてしまうのはどうなんだ。
ロマンティックな言い方をすると、自分にとって技術は自分の中の物語をできるだけちゃんと書き写すためのもの。才能とか感性とかとどっちが大事かというのは比べるようなものではなく、ただあって困るというものじゃないとは思っている。ちゃんとしたピッチングフォームで投げれば力が伝わりやすいはずだろう、ということ。
もちろん崩したりも崩れたりもする。まだフォームが固まっているわけでもない。ピッチングマシーンじゃない。
基本的な技術を身につけるのはほんと大事だと思うよ。少なくとも俺は技術がほしいし、技術寄りの人に技術的な指摘をされるのは決して悪いことではないと思う。