好きなやつのちゃんとしたレビューとか書こうかなとか思って「ニンゲン合格」(黒沢清監督)を観てたんですが未だちゃんと理解できないです。もうほんとよくわからないんですが、それが黒沢清だなと。独特の目線、「神の視点」というかどちらかと言うと「幽霊の視点」で映像があって、あまり動かない。傍にいる「知らない誰か」がじーっと登場人物を覗いているような感覚が妙な緊張感を出していて僕はそれを魅力に感じているわけです。ホラー向きの映像。画がほんとに怖い。それにわかりづらい。画が突然飛んで、また別の視点からの映像になる。しばらくしてから、つながる。そこに意味があるのかないのかわからないノイズのような映像が加わり、ついていけない人が続出するだろうなというのが個人的見解。内容もわかりづらい。理解されるつもりがないのだろうなと。極端、引き込まれるか、何これ?と思うかのどちらかなんだと思います。