■

つい先日のこと、飛び込みの営業さんが来て、たまたまその場にいた僕が少し話を聞いて「○○貿易株式会社」と印刷された名刺をもらいました（そのあと「事務所はあっちなんで」と）。その一度しか会ってなかったんですが、ある日突然、会社に僕を名指しで電話がかかってきました。受話器をとると、「ガソリンがストップ高なんです！」とテンション上げ気味に。

明日もおそらくストップ高！
今株を買うと、十万がなんと十五万に！
百万なら百五十万に！
だから百万くらいよこせ！

電話の内容を要約するとそんな感じでした。すこしの間、ハイテンションを装ったその営業さんの話を聞いてたんですが、途中で当然のごとく面倒くさくなって、「あー、今お客さんがー」とだけ言ってさくっと切りました。
すると数日後、会社に封筒が届きました（Ａ４くらいの）。その封筒の表には、「会社の住所と僕の名前だけ」が記されています。裏面には「その営業さんの名前だけ」が。小学生でももうちょっと丁寧に書くだろうと思えるくらいの達筆な字でした。
封筒の中には、ガソリンが高騰していることを証明しているであろう、「五月三日付けの資料（日経新聞のコピー等）」が入っていました。

えと、突っ込みどころが多過ぎなんですが。
かなり高い確率で詐欺か詐欺まがいのそれだろうと思ったわけですが。
とりあえず焦り過ぎ。あと少なくとも会社名書きましょう。手抜きし過ぎです。
名刺に書いてあった肩書きは「課長」でした。