とてとてと階段を上る軽い足音が聞こえた。俺はベッドで寝転がりながら漫画を読んでいた。すぐに妹の葉月が部屋に入ってきて、何故かまわりをキョロキョロと見渡す。 「ん、何?」 聞いた俺に、葉月は「しー」と人差し指を口に当てる。 「うん?」 それから…
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