映画の日で、ティム・バートンで、そういったわけで観てきました。
隣に座ったのが何だかよく喋る人で、映画館で喋るのはダメだろうと思いつつも、一応小声だったし、「すごい」とか「かわいい」とか「わぁ」とかだったんでさほど気にはなりませんでした。良く笑って泣いていたので、感情豊かな人なんだなぁと。でも映画館で喋るのはやめたほうがいいですよ。当たり前のことですが。
それはともかく。
良い映画でした。が、その一方でティム・バートンらしくない気がして、何だかちょっと寂しいと言うか何と言うか。
ティム・バートンらしさ、とかを勝手に語ったりすると、どこかしらの絶望感だとか、異端や異形に対する偏愛だとか、あとまあ偏愛とか偏愛とか偏愛とか偏愛だと思うんですが、それが何だか弱くて。もちろん当然のように異端、異形は出てくるんですが、「普通に好き」くらいの感じで。映画の内容もそうだし、大人になっちゃったのかなぁと。
「映画」を作ってきたんだなぁと思う。「ティム・バートンの映画」ではなく。ティム・バートンのは酷くても別にいいのに。個人的には。ティム・バートンでさえあれば。勝手な言い分ですが。
内容としては、やはり良い映画で、とても良い映画でした。物語を作るということ。
水の映像が綺麗で、魚と人のラインが綺麗で、魔女の目が綺麗でした。