• ふらせら2(原作:小池倫太郎/キャラクターデザイン:木我浩市/コミック:なかねかつを)

完結。前に触れたとき、連載終了を嘆いていたんですが、これはこういう終わらせ方でよかったなと思った。悪い意味でなく。それぞれに過去や経験があって、だからそれぞれの望みがある。食い違って、どうしようもないこともあるけれど、それでも「どうか…」と願う。
うまく言えればいいんだけれど。思い入れがあるからどうも大袈裟になってますね、やっぱり。
漫画読みでよかったと思う。じゃないと「ふらせら」みたいなのは読まなかったし、読んでも飛ばしてしまっただろうし。
♯15「がんばれない」とLAST「かみさま」は泣けた。「重くしない」という製作者サイドの意思を感じた(勝手に、かもしれないけれど)。そういうところも好きでした。

短編集。古本屋で。
本人があとがきで書いているように「青春モノで青臭くてゲンナリ」な、ね。いや、こんなふうに書いてはいないんですが。
憤る何かに対して必死になってジタバタしている。キャラクター全体、目が暗いんだけど、それは「暗い方に向かう」ものじゃなく、「暗い場所で何とか足掻いてる」っつうか…。
青臭いすね。でも好きですよ、こういうの。