原稿用紙1300枚を超える大盛りカレー小説。カレーで1300枚です。文庫で厚さ2センチ半以上……。やっぱりおかしいです(えー?)。
最高カレーを求め世界に散らばったカレー戦士たち。カレーの奥深さに惹かれ、その謎を追っていたケンスケとワタルは、彼らに会い、そして仲間にすべく旅立つのだった――。という話ではありません。大嘘です。さっき勝手に作りました。
まあ真面目に。カレーがすごい勢いで登場します。どれも美味そうに描かれていて堪らない。意地になったり、状況に流されたり。どうにも敵わないものを見せ付けられたり。それでも前に一歩踏み出したり。読んでいて心地良く、切なくなる。
青春エンタが好きだったりカレーが好きだったりキレンジャーだったりする方はぜひどうぞ。カレーへの愛に溢れています。もれなく確実にカレーが食べたくなる恐ろしい本です。大好きです。