先に不満点を。ほんとあくまで個人的なものですが。
1、レイジ(敵役)にあまり魅力を感じなかった。
2、百色メインの話なのに、百色の出番が何だか少ない。
3、後味の悪い話になりかけてる気がした(御近所コメディのままでいて欲しいっつうか)。
4、そこまで派手な展開はいらなかったんじゃないかなぁ。


で、感想。
梨々、百色メイン。相変わらずいい。田口仙年堂は刊行ペース速いのに全然完成度落ちない。ちょっとしたすれ違い、意地の張り合いやタイミングの悪さでついつい頼るべきところで頼ることができなくなる。ってのは現実にもあることで。そこら辺の書き方、持っていき方がほんと上手い。単純な倫理が、だから逆に難しかったり。
とりあえずもう、デュラハンがカッコいい。百色も梨々もいい。僕は普段脇役や敵役をやっているのがいいと嵌るほうなので。
あと、田口氏はガーゴイル以外のも書いているって話なので楽しみです。夏ごろだそうで、これもけっこう何気にペース速かったりするよなぁ。