古本屋でふらふらと買ってきたものを。

ほんとに古本屋で買ってきやがった。
状況に流されて、でもそれを受け入れてる様子もある主人公。登場人物に大体やる気がない。低テンション。玉置勉強はこのひとの影響を受けたんだろうなぁというのが最初にきた感想。「絵の白さ」と「絵の黒さ」とかそういうことも考えたけど、無駄にグダグダになりそうなのでやめるとして。あとM男の話がいてえ(精神的にじゃなく)。や、面白かった。
えーと、そうすねぇ、この人評価が高いのは知っているんですが、絵がそんなに好みじゃないってのがあって。ガロっぽいなぁとかそういう偏見で。
なんつうか、「そんな好きじゃないのに面白い」ってのがタチ悪い感じ。古谷実のも自分としてはそうですね。なかなか散漫な文章になりました。

東城和美はどこで知ったんだっけ。
ブコメなんですけどね。なんかこう、根底に流れているものがどこか暗い。絵にもなんか華やかさがない感じ。暗すぎではないんだけど。
キャラクターが中途半端に変わり者でけっこう好み。「何考えてるのかよくわからない天然じゃないけど天然っぽい人」を描くの上手いなぁと。まあ、明るいラブコメを読むと「生まれてきてごめんなさい」と思ってしまう人とか、一度古本屋で立ち読みしてみるのもいいと思います。

探偵物のパロディ。これまた中途半端で。「いやたとえパロディでもそんな終わらせ方はないだろう」って感じが僕は好きなんですけどね。見所はかのこの笑顔。