講談社
貴族令嬢で純粋で熱い小隊長。「存在しない部隊」にいた巨漢の復員兵。お気楽ででも根は真面目な二枚目。常識派のメガネ。と、主にこの四人が織り成す「戦災復興」。半ファンタジー。わかりやすいところではハガレンの世界観に近い、かなぁ。いや、ハガレン読んだことないんですが。
ツタヤで一巻を立ち読みして、そのまま続きを買った。というパターンは前にもあったな。
苦くて重い、だから答えが出ないようなもの。それをちゃんと答えの出ないままに描いている。作者が先に答えを出してなくて、ちゃんとキャラクターが悩んでるのがいい。お気楽なエピソードや一コマがすごく効く。後味の悪い話だけれど。助けたり、助けられたり。
少年漫画らしい少年漫画なのだと思う。真っ直ぐさに救われる。オレルド准尉(根は真面目な二枚目)がすげえいい。
グロテスクなシーンが多めなのでそこら辺で好き嫌いが出るかもしれないけど、自分としては良作です。

白泉社。まあ、花とゆめですよ。
のんびり。少女漫画のわりに恋愛要素が少なめなのが自分としてはツボですね。ゆっくり展開でなんかなごむ。
子供の描き方がいい。そんな描き方されたらそりゃくらうよっつうか。ほのぼの系統が好きな人にお勧めです。あと、無愛想な兄ちゃんとか。