読み終えたのが昨日の夜で、そのまま寝てしまったわけですが。タイミング的に何ていうか……。ねえ?
医療でロジックという、僕のストライクゾーンからは綺麗に外れているはずのものなんですが、かなり面白かったです。キャラが濃い。ことあるごとに出てくる田口講師の例えが面白い。誰がそんなうまいこと言えと、みたいな。
医療ミステリーというと堅苦しいイメージがあるんですが、田口、白鳥、高階、藤原といった濃い面々のおかげで肩肘張らずに読めました。特に、白鳥登場以降は一気に読まされた。19章の「敗戦処理」がよかったです。
あと個人的に白鳥の「講義」に『ストリート・キッズ』(ドン・ウィンズロウ)を思ったり。
とりあえず「名前だけで登場しなかった人は出てくるのか」とか思いながら続編を待つことにします。