2006-10-03 ■ 小説 『学校の階段3』(櫂末高彰) 階段部の三つめ。天ヶ碕泉のエピソード。 前半ちょっとまどろっこしかったけれど、中盤辺りから、一巻二巻にあった感触が戻ってきた。青春エンタ。幸宏の激昂とか美冬といずみの会話とかが恥ずかしくてもうね。いいですよ。好きですよ。ただもっといずみに偏ってもよかったんじゃないかなと。バランスはよいと思うのだけれど、よくてどうする、とも思う。 面白かった。階段のシーンがいい。このスピードは気持ちいい。 バビ青春の無駄足! まさしく。恐ろしく的確なフレーズだと思った。